不登校と笑い声

不登校支援をしていると子どもの様子にいろいろな段階があることに気が付きます。まず不登校になっていくときは,笑顔がありません。何をしても緊張しているか,不安でいるかどちらかです。次に安心できる場所を見つけて,落ち着いてきますが,周囲との人間関係を模索しているような緊張感をもっている時期です。次に周囲との摩擦が起きます。自分の出し方とその調整がうまくできないため,自分の主張を通そうとしてしまう時期です。これを乗り越えることが大切です。それを乗り越えていくと集団として機能し始めます。支援者が間に入らなくても子ども同士のコミュニケーションが生まれ,ある一定の距離をとったコミュニケーションが見られるようになります。ここでその指標になるのは,笑い声です。だれかが何かを言うとそれがとてもおもしろくてみんなで大笑いをすることができるようになります。こうなってくると心のエネルギーは満たされてきている状態です。この集団の中で子どもはエネルギーを充電していきます。

今,パルクはそんな状態です。そろそろ学校復帰の準備を進めていく時期だなと感じています。笑い声ってとても大切です。