不登校支援と遊び

不登校支援センターパルクでは,いろいろな遊びに挑戦しています。遊びは創造力を高め,自主性を育み,人間関係力を高めるという最高の学習方法です。

今,子どもたちを見て感じるのは,何か決まったルールがないと遊びが成立しないということです。トランプ一つにしても,細かいルールが違っていたら「あ。じゃあ今回はこうしようね。」と合意ができればそれで遊びが成立するのに,「それは先に決めておかないとずるい。」とか厳密にルールにこだわる子とルールを適当に守ろうとする子で対立が起きます。ここが学習のポイントです。お互いが一緒に楽しむことが優先なのに勝ち負けにこだわってしまう。これは,人とつながる経験不足が要因ではないかと感じています。

 だからパルクではたくさん遊びを経験して,人と遊ぶことの楽しさを味わう学習を大切にしています。不登校は学力の低下が問題なのではなく,人と関わる経験が不足することが子どもの成長にとって重要な問題であると思います。