10月の過ごし方

夏が過ぎて少しは涼しくなるかと思えば,いつまでも暑い日が続いています。環境はこれまでと確実に変わってきていることを実感します。9月に涼しくなって夏の疲れが出るので例年体調を崩す子どもが増えるのですが,この暑さのためにそれが10月にずれ込んでいる感じがします。寒暖差や暑さによるストレスは自律神経を乱すことが多いです。学校に行くことに対して普通以上のストレスを感じている子どもにとって夏休み明けは,1年の中で一番しんどい時期になります。不登校が増えてくるのもこの時期です。今までは秋に行われる学校行事までは何とかもちこたえて,それ以後学校へ行けなくなる子どもも多く見られましたが,最近は学校行事への参加が難しく,学校行事の時期に学校へ行けなくなる子どもが増えています。

運動会,野外活動,修学旅行はどの子も参加したいと思っているわけではなく,楽しみにしているわけでもない行事となっています。心の疲れが体に出ることも多く,体調不良を訴える場面が多いのがこの10月ということになります。そんなときは,覚悟を決めてゆっくり休むことです。元気になったら子どもは必ず動き出します。